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老後に賃貸を借りる際のポイントは?資金・保証人…必要なものは何?

作成日:2021.03.24 更新日:2021.03.24 老後の暮らし

老後に賃貸を借りる際のポイントは?資金・保証人など、必要なものについてお伝えします!

内閣府がまとめている情報によると、老後に持ち家ではなく賃貸で暮らしている人は、単身で34%もいます。

実に3割以上の人が、老後も賃貸住宅に住んでいるのです。

そこで今回は、老後に賃貸を借りる際のポイントやメリットや入居を拒否されるケース、必要なものについて解説していきます。

老後も賃貸に住むメリットは?

老後も賃貸に住むメリットは?

一般的に賃貸を借りることで得られるメリットは、老後も同様に得られます。

賃貸であれば資金を用意することで、いつでも自由に引っ越しできます。 自由な時間を活用するためには、自分のやりたいことに合わせた土地で暮らしたいところです。

賃貸なら、そのような理想にも柔軟に対応できるでしょう。

メリット1.老後に賃貸を借りると資金面でも安心

賃貸を借りていれば住宅を所有するわけではないので、ローンや固定資産税といった支払いがありません。

また、借りる賃貸の選び方次第で生活費のさらなる節約が可能です。

なるべく家賃が抑えられた物件や物価の安い土地に賃貸を借りれば、生活に対する資金面の不安も軽減できるでしょう。

そのほかにも持ち家の場合に必要となる家屋の修繕費、災害に対するリスクがないのもメリットといえます。

メリット2.自分に合った土地で老後を過ごせる

自分に合った土地で老後を過ごせるのもメリットです。

自宅の周りにスーパーや交通機関、医療機関など、老後の助けとなるものがあると便利で頼もしいでしょう。

また、人によっては煩わしく感じる地域のコミュニティや近所との付き合いも、賃貸ならあまり気にせずに生活できます。

入居を拒否されるケース

高齢者に対して、入居を渋るオーナーがいることは事実です。

高齢者が単身で暮らしている場合、万が一の事態として考えられることのひとつが孤独死です。

仮に病死だったとしても、その部屋で人が亡くなったとなれば、現状復帰の大変さだけでなくその後にも影響していきます。

誰かが亡くなったあとの部屋を借りようとする人は、少ないからです。

そのほかにも、賃貸に住むうえでのルールを理解できるかという能力面での問題もあります。

賃貸は自分以外の複数人と同じ屋根の下で生活するため、設けられたルールを守らなければなりません。

高齢による物忘れや認知症といったリスクを考えると、高齢者が単身で借りることが難しい場面もあるでしょう。

ただし、これはあくまでも単身の高齢者の場合です。

家族などと一緒に暮らす場合は、この限りではありません。 オーナーからしてみれば、孤独死や能力面に対する心配が少ないため、入居を受け入れてくれる可能性は高いでしょう。

また、日本の空室率は年々上昇しているため、年齢に関係なく部屋を貸し出したいと考えるオーナーも増えてきています。

高齢者歓迎と銘打っている賃貸もあるため、選び方次第ではありますが、深く悩む前に一度相談してみるとよいでしょう。

必要なものと準備しておきたいこと

必要なものと準備しておきたいこと

老後に賃貸を借りるためには、孤独死や能力面に対するオーナーの不安を払拭することだけでなく、資金面でも大きな問題が生じます。

一般的に賃貸を借りるために必要となるものに加えて、これらについても確認しておきましょう。

1.老後を賃貸で暮らしていくためには潤沢な資金が必要

賃貸を借りるうえで重要となるのが、生活していくために必要な資金です。

昨今では老後資金が2,000万円必要だといわれていますが、高齢者が賃貸で暮らしていくためにはいくら用意しなければならないのでしょうか。

総務省がまとめている情報によると、60歳以上で単身世帯の場合、1ヶ月あたりの総支出額はおおよそ15万円とされています。

これは、年間180万円、20年で3,600万円必要になる計算です。

賃貸を借りる、自分のやりたいことに打ち込む、といったことを踏まえればこれだけの額は必要でしょう。

現役で働いている人たちよりも労働力が落ちてしまっている老後で、働きながらこれだけのお金を用意するのは現実的とはいえないでしょう。

そのため、老後に賃貸で暮らしていくためには、年金や貯金などによって資金を準備する必要があります。

2.家賃債務保証の活用

高齢者が賃貸を借りる際は、連帯保証人が求められる場合があります。

自分の子どもなど、連帯保証人をお願いできる人がいれば問題ありませんが、いない場合も考えられるでしょう。

自身が高齢者だと、ほかにお願いできる人もあまりいません。

その際にぜひ活用してほしいのが「家賃債務保証」です。

これは高齢者住宅財団から出されているもので、60歳以上の方が賃貸を借りる際に、連帯保証人にかわって家賃の債務を保証してくれるという制度です。

月々払う家賃のうち35%を保証料として払う必要がありますが、老後に賃貸を希望する人にとって頼もしい存在だといえるでしょう。

誰でも利用できるものではないので、満たすべき条件などについては高齢者住宅財団のホームページや不動産会社に問い合わせてください。[注1]

[注1]一般財団法人 高齢者住宅財団|家賃債務保証

老後に賃貸を借りる際の選び方3つのポイント

老後に賃貸を借りる際の選び方3つのポイント

老後の生活における不安をなるべく軽減するためには、賃貸の選び方にも工夫する必要があります。

賃貸の選び方として、以下の3つを参考にしてください。

1.家族など頼れる人の家から近い

現代の日本では、核家族化が進行しています。 子どもが親と別世帯で生活していることも珍しくありません。

そのため、高齢者のみで賃貸を借りているケースも多いです。

老後に心配なのは、病気やちょっとしたことによる大怪我です。

このような万が一に備えるためにも、家族など頼れる人の家から近いところで賃貸を借りることをおすすめします。

2.病院など医療機関が近い

家族と同様に、医療機関に近いところに賃貸を借りることも重要です。

老後はなにかと病院にお世話になります。

その際に、かかりつけの医療機関のそばに賃貸を借りておけば、万が一の際にも備えられます。

3.階段など段差が少ない賃貸

高齢者が賃貸で暮らしていくうえでは、階段など段差がなるべく少ない物件を選びましょう。

段差は高齢者の生活において、大きな障害となり得るためです。 1階だけで階段のない平屋タイプや、エレベーターのあるマンションが理想的ですし、さまざまな面でバリアフリーがなされているとより楽に生活できます。

まとめ

まとめ

高齢者が単身で賃貸を借りる場合、金銭面と身体面の2つのリスクを解消しなければなりません。

老後を見据えた資金確保や年金、そして家賃債務保証などの活用が効果的です。 人生100年時代といわれている現代では、自由となった時間をどう過ごすかは自分の手にかかっています。

また、いざとなれば老人ホームや高齢者向け賃貸住宅にお世話になるという選択肢もあります。

これらは高齢者向けに特化した設備が万全に揃っているため、安心して老後を暮らせます。

金銭面、身体面共に安心できるように準備しておくことが大切と言えるでしょう。

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