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親が認知症かもしれないと思った時に家族が取るべき行動は?

作成日:2021.03.17 更新日:2021.03.17 老後の暮らし

親が認知症かもしれないと思った時に家族が取るべき行動について説明します!

親の介護では、身体的な衰えが原因の介護だけでなく、認知症のように体は元気だけれども生活に支障が出ている状態の介護も想定しておかなければなりません。

ここでは、親が認知症かもしれないと思ったときに取るべき行動について解説します。

認知症とは

認知症とは?について説明します!

認知症とは、何らかの病気の症状として脳の細胞が壊れ、物忘れや判断力の低下などといった症状が出る病気を指します。

認知症には様々な種類が存在しますが、圧倒的に多いのが脳に異常なタンパク質が溜まり、海馬周辺を中心に萎縮していく「アルツハイマー型認知症」です。

また、幻視を伴う「レビー小体型認知症」、脳梗塞など脳の血管の異常がきっかけとなって起こる「血管性認知症」もあり、これら3つをあわせて三大認知症と呼ぶこともあります。

三大認知症は基本的に治ることはなく、治療も基本的には進行を遅らせることがメインとなります。

ちなみに、三大認知症以外には正常圧水頭症や脳腫瘍がきっかけで起こるものも存在します。

これらの場合は原因となっている病気を治すことで認知症の症状も収まるケースが多いです。

認知症の初期症状チェックシート

認知症は早期発見が大切です。

ここでは、認知症の初期に見られる症状を挙げていきます。

万が一当てはまるものがあれば認知症かもしれません。

  • 物忘れが激しくなった
  • 怒りっぽくなった
  • やる気が起きない
  • 判断能力が衰えて話の辻褄が合わなくなっている
  • 一人でいることなどちょっとしたことに不安を示すようになる

まず代表的な例が「物忘れ」です。

脳の老化により、物をなくしたり、言葉が思い出せなかったりすることは起こりますが、物忘れが急激に進んだ場合は注意してください。

次に挙げる症状が「怒りっぽくなった」です。 認知症の症状として、自分の失敗を人のせいにしたり、頑固で融通が利きにくい性格に変わったりすることがあります。

特に元々温和な性格だった人の場合、認知症以外にも脳の病気の可能性が考えられるのですぐに病院に行くべきです。

それ以外にも、「やる気が起きなくなっている」「判断能力が衰えて話の辻褄が合わなくなっている」「一人でいることなどちょっとしたことに不安を示すようになる」などの症状が挙げられます。

特にこれらの症状に複数当てはまる場合は、認知症の可能性が高いので、速やかに病院を受診してください。

親が認知症かもしれない・・・と思った時に取るべき行動とは

先ほど挙げた症状に複数当てはまるなどして「親が認知症かも」と思ったとき、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

子どもの立場としてすぐにできる対応を紹介していきます。

情報を集める

まずは、認知症に関する情報を集めるようにしましょう。

現代では認知症は世間一般に広く知られている病気となっており、本やインターネットにたくさん情報が存在しています。

そのため、どのような経緯で認知症になるのかだけでなく、認知症で受けられる行政のサポートはどんなものがあるのか、近隣の病院の中でも特に認知症の支援に力を入れているのはどこかなども調べましょう。

また、役所で認知症をはじめとする高齢者介護に関する相談に乗ってもらえることもあります。

行政の支援は基本的に自分からアクションを起こさないと受けられません。

様々な方法を駆使して、認知症で受けられる支援に関する情報を集めましょう。

なるべく早く医療機関で検査を受ける

認知症が完治することはありませんが、発見が早ければ早いほど、進行を遅らせることができます。

そのため、認知症の治療においては早期発見が重要です。

ただ、人間の脳は老化していくものなので、単なる老化による能力の低下なのか、認知症なのかを判断するのは難しいでしょう。

そのため、少しでも先ほどチェックシートで挙げたような症状が見られるなら医療機関で検査を受けましょう。

本人に自覚がない場合は

本人が物忘れが多くなどの症状を自覚しており、自分から進んで検査を受けに行く場合は良いですが、自覚がない場合だと、病院に行きたがらない可能性が高いです。

認知症という言葉を知ってはいても、やはり自分が認知症であることを受け入れるのはなかなか難しいでしょう。

認知症だと性格が頑固になって気難しくなることもあり、このような症状が出ている人は特にその傾向があります。

その場合は、本人に「認知症だと思う」ということを伝えても、なかなか納得してもらえず、病院の受診には繋げにくいです。

この場合は「健康診断」という名目で病院に行く、支援センターをはじめとする第三者に介入してもらうという手を使うと良いでしょう。

ただし、認知症の人の中には、家族以外の人の前だと怒りっぽくなる、頑固になるなどの症状が出ない人もいます。

その場合は普段の様子を録画しておくなど、症状がわかるような資料を準備しておきましょう。

家族が両親にしてあげられること

家族が両親にしてあげられることにはどのようなことがあるのでしょうか。

親が認知症かもと思った場合、これまでと接し方を変えたり、親がストレスなく過ごせるようにサポートしたりする必要があります。

しかし、介護は家族の負担も大きいため、家族側もストレスを溜めないように、使える支援はフルに駆使するのが良いでしょう。

そこでここでは、家族が親にできることや親の介護をするうえで家族が意識しておきたいことについて解説します。

愛情を伝える

親が認知症になってしまったら、言葉で愛情を伝え、安心感を与えてあげることが大切です。

認知症患者本人が認知症を認めたり、今までできたことができなくなることを受け入れたりするにはとても辛く難しいでしょう。

また認知症患者の中には、思い通りに会話ができなくなったり、ちょっとしたことに敏感になったりするので、自信を失って不安になってしまうケースも少なくありません。

このように認知症になると、本人に大きなストレスがかかるものです。

また、自立したからとはいえ、それでも親が子供に甘えるのはなかなか難しいでしょう。

そんなとき、家族が愛情を持って安心できる環境を作れば本人のストレスを軽減することが可能です。

人間は楽しいことよりも辛かったことや悲しかったことの方が記憶に残りやすいと言われています。

認知症も同様であり、愛情を持って接さないと認知症が進むにつれて信頼関係が崩れてしまい、介護が難しくなってしまうことがあります。

よって、親が認知症になってしまった場合は愛情を持って接するのはもちろん、楽しい思い出を作ることも大切にしましょう。

デイサービスなどの施設も積極的に利用する

家族が元気で介護が問題なくできていたとしても、デイサービスなどの施設も積極的に利用しましょう。

介護は介護される側の親だけでなく、介護をする側の家族にもストレスがかかります。

専業主婦などで常に自宅に誰かいて介護ができる状態だったとしても、家族が息抜きできる時間を作ることが、円満な介護に繋がります。

また、家族以外の人と会話をすることは、認知症患者にとって脳への刺激にもなるでしょう。

よって、優先度が低いからということは気にせず、積極的にデイサービスなどを使ってください。

一人で抱え込まず、周りに頼ることを忘れずに

自分の親の介護について家族に話ができず、一人で頑張ってしまう人もいます。

介護は介護をする側にも大きな負担がかかるので、頼れる人がいるなら一人で抱え込まずに頼ることが大切です。

家族の中で誰か一人が頑張っている状態なら、一度家族で話し合ってみてください。

ただ、家族で協力しても介護がなかなか上手くいかないこともあります。

そんなときは、行政などに相談すれば解決策を提案してもらえたり、使えるサービスを紹介してもらえたりするので、そちらも併せて活用するようにしましょう。

認知症は早期発見が大事!認知症かもと思ったらすぐに受診を!

認知症は早期発見が大事!認知症かもと思ったらすぐに受診を!

認知症が治るケースは限られていますが、治らないものだったとしても発見が早ければ早いほど進行を遅らせることが可能です。

よって、認知症は早期発見が大切であり、できるだけ親の様子をこまめに見て、怪しいと思ったらすぐに病院を受診するようにしましょう。

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