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退職金はこう使う!後悔しないための有効な使い道とは?

作成日:2021.10.29 更新日:2021.10.29 老後資金の準備

退職金をどう使う!後悔しないための有効な使い道とは?退職金を「老後生活のために 使いたい」と漠然と考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、使い方次第では老後生活を豊かにするどころか貯蓄を減らす結果にもなりかねません。

そこで今回は退職金の金額目安や退職金の有効な使い道などついて詳しく解説していきます!

老後資金はいくら必要?

老後資金はいくら必要?退職金の使い道を具体的に計画するためにも、まずは老後資金として必要になる金額の目安を理解しておかなければなりません。

老後生活に必要な費用は既婚か独身かで大きく変わります。

令和元年に総務省が行った調査結果を参考に見てみましょう。

夫婦二人の場合

夫婦二人の家庭(夫65歳以上、妻60歳以上でともに無職)における毎月の収入の平均は20万6,678円で、約9割が社会保障給付年金です。

支出の平均が23万9,947円であり、収入に対して毎月3万3,269円不足していることになります。

年齢を重ねるごとに支出の金額は減少する傾向があるものの、この結果から、夫婦二人の場合は少なくても毎月約24万円(20年間でおよそ5,760万円)の収入が必要です。

独身一人の場合

独身(60歳以上で一人暮らし)の場合は毎月の収入が11万2,649円、支出が13万9,739円となっており、毎月の不足金として2万7,090円があります。

つまり、独身世帯では少なくても毎月約14万円(20年間でおよそ3,360万円)の収入が必要です。

生活費以外にも、万が一のときに家族に迷惑をかけないように介護や葬儀にかかる費用も用意しておくほうが安心です。

介護費用や葬儀費用を合わせると数百万単位での出費が見込まれますが、これらの金額は退職金からあらかじめ差し引いて計算しておかなくてはなりません。

他にも老後に必要になる資金用途については個人差があるため、お金が必要になる項目をご自身でできるだけ予測して書き出し、資金について考えておきましょう。

退職金はいくらもらえるの?

退職金の金額は大企業か中小企業か、勤務年数、職種、学歴などによって変わります。

以下に、東京都産業労働局が掲載している大企業と中小企業の平均退職金額を表にしました。

横にスクロールできます

大企業 中小企業

大学卒

2,289万5,000円

1,118万9000円

高校卒

1,858万9000円

1,031万4,000円

大企業に勤務していた場合、大学卒で2,289万5,000円、高校卒で1,858万9,000円、中小企業においては大学卒で1,118万9,000円、高校卒で1,031万4,000円が退職金の相場となります。

つまり、退職金の相場は大学卒で1704万2000円、高校卒で1445万1500円ほどであると考えられるでしょう。

老後の生活に必要な平均金額から見ると、退職金のみではまったく足りないことがわかります。

年金収入の金額が少なめの場合は、余裕がある生活を送ることができない可能性もないとはいえません。

退職したのが定年退職ではなく、自己都合だった場合にはさらに退職金の金額が減ってしまいます。

たとえば、転職や病気治療などで会社を辞めた場合は自己都合になるため、退職金は本来定年時に受け取るはずだった満額を受け取ることができません。

同じく定年前に退職するケースでも、早期優遇退職制度によるものだった場合は退職金が上乗せされて受け取ることができます。

ちなみに、退職金の支払い方法は退職時にまとめて支払われる「退職一時金制度」、定期的に年金のように支給される「企業年金制度」の2種類があります。

企業年金制度の場合は期間が決められているものと一生涯支給されるものがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

また、退職金が支給されるタイミングも、自社で管理しているのか、外部の金融機関に任せているのかで変割ってくる点にも注意が必要です。

外部機関に任せているケースでは手続きに時間がかかるため、受け取るまでに時間がかかることも想定に入れておきましょう。

退職金の有効な使い方

退職金の有効な使い方せっかく手にした退職金ですから、できれば今後のためになるような、有効な使い方をしたいですよね。

そこで、こちらではどのように使えば将来的なプラス効果を得ることが期待できるのか、その方法について紹介します。

リスクの低い投資・資産運用

老後生活に余裕と持たせるために、「資産を投資する」という方法があります。

ただし、退職金すべてを運用に使うのではなく、資産運用分の金額を決めておくのがおすすめです。

資産運用に使う金額を決めたら、次に「リスクが比較的少ない運用」「収益を優先的に考えた運用」と2つの方法に分けて運用を行います。

たとえば、リスクが低く、初心者でも安心して運用できるものが「積立投資信託」です。

少額からはじめることが可能で、運用自体はプロであるファンドマネージャーが行ってくれます。

収益重視の運用をするならば「株式投資」も良いでしょう。

株価は常に変動するのでリスクもありますが、業績が良ければ投資した金額から大きく増える可能性もあります。

年金の繰下げ受給の資金にする

年金の加入期間が10年以上ある場合、繰下げ受給をすることができます。

繰下げ受給とは60歳で払い納め後、65歳で年金を請求せずに、66~70歳までの間で繰下げて請求することです。

請求を繰下げた期間に応じて加算されて受け取ることができるため、通常通りに受け取るよりも長生きすればするほどお得になる仕組みとなっています。

たとえば、66歳の誕生日時点で請求した場合は8.4%の加算率になり、70歳以降に請求する場合は42.0%の加算率です。

また、2022年4月以降に70歳になる人は最長75歳まで繰り下げ可能で、増額率も84%になります。

しかし、繰り下げ受給で受け取る年金額が多いほど、税金や社会保険料も増えます。

そのため、手取金額が少なくなってしまう点には注意が必要です。

受給開始年齢は、1度しか選択できません。

損をしないためにも「いつまで生きているか」という年齢面だけではなく、「今の健康状態はどうか」「いつまで年金を受け取らなくても生活ができるか」なども受給開始年齢を選択する上で重要なポイントです。 よく考えて慎重に選ぶようにしましょう。

金利が高ければ住宅ローンの返済もおすすめ

住宅ローンの金利が高い場合は、繰上げ返済を行うことで総返済額を抑えることができます。

返済期間が長くなるほど金利として支払う合計金額も増えるため、退職金で早めに返済してしまうというのもひとつの方法といえるでしょう。

将来的に金利が高くなる可能性もあるので、その不安がなくなる点もメリットです。

繰上げ返済する場合は、今後必要になる生活費などのことも考慮したうえで行うようにしましょう。

【まとめ】有効な退職金の使い道
 

  • リスクの低い投資・資産運用
  • 年金の繰り上げ受給時の資金にする
  • 住宅ローンの返済

退職金の危険な使い方

退職金の危険な使い方一般的に、退職金は数百万円以上の多額であるケースが多く、「まとめて使うことで増やすことができるのではないか」「これだけあれば余裕がある生活を送ることができる」と思い込んでしまうことも少なくありません。

実際、まとまったお金があればできる選択肢も増えるでしょう。

ただ、使い方次第ではそのすべてを失ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

リスクの高い金融商品に投資する

ハイリスク・ハイリターンの投資は、退職金の使い方としてはおすすめできません。

特に、投資経験がない初心者の場合は投資ですべてを失うコースを歩む結果になりかねません。

退職金の使用目的が老後の生活のためではなく、自由に使っても良い余裕資金であれば、リスクが高い金融商品に投資するのも良いでしょう。

しかし、そうでなければ、さまざまな商品に分散して投資をする方法が安全です。

退職金を投資に使う場合は、もし将来的に物価が上昇しても生活に影響が出ないレベルで行いましょう。

一気にまとめて使ってしまう

多額なお金を手にすると気持ちが大きくなり、高額なものを購入するなど、一気にまとめて使ってしまう場合があります。

よくある例が不動産関係の出費です。

自宅のリフォームや増築、住宅ローンの一括返済、不動産投資などはメリットがある使い方のように感じるかもしれません。

しかし、まとめて出費したことが、後々生活に影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

まとめた金額を使いたい場合は、まず今後の生活に必要となる金額や万が一のときのためのお金、資産額、毎月の収入など書き出します。

そのうえで使用できる金額を割り出し、使い道を考えるのがおすすめです。

現役時代と変わらない生活をする

退職後は再就職やアルバイトなどをしない限り、年金や退職金を使用しながら生活をすることになりますよね。

新たに収入が入ってくるわけではないため、老後の生活を考慮し、計画的に使いながら暮らす必要があります。

しかし、それまで働いていた長い年月行っていた習慣はそう簡単に変えることができるものではありません。

収入があったときと変わらない生活を送り続けた結果、気がついたときには退職金がかなり減っていたという事態に陥る可能性もあります。

働いていた頃、外食が多かったり、欲しい物は何でも買っていたりといった生活を送っていた場合は、それを意識して改めるほうが良いでしょう。

【まとめ】危険な退職金の使い道
 

  • リスクの高い金融商品への投資
  • 一気にまとめて使ってしまう
  • 現役時代と変わらない生活をする

退職金だけでは不安という方は「リバースモーゲージ」を活用しよう!

使い方にお困りの際はプロに相談してみよう!「退職金がもらえるのは有り難いけれど、退職金と年金だけで老後を過ごすのは不安・・・」と感じる方も多いはずです。

そういった場合には、家を担保に融資が受けられる「リバースモーゲージ」の活用をおすすめします!

リバースモーゲージとは、自宅を担保に生活資金を借入れし、借入人が死亡したときに担保となっていた不動産で借入金を返済する、シニア向けの貸付制度を指します。

持ち家には継続して住み続けることができるため、退職後は自宅でゆっくり過ごしたいと考えている方や、バリアフリーのリフォームを検討している方にもおすすめといえます。

また、亡くなった際には担保となっているご自宅を売却し融資金額を返済するため、お子さんにも負担をかけることない、などの理由から、これからの持ち家の活用方法として今注目を集めているんです。

退職金で、より豊かな老後生活を手に入れよう!

退職金には、こう使わなければいけないといった決まりやルールはありません。

しかし、せっかく受け取った退職金を「有意義に使いたい」と考える人は多いはずです。

退職金の使い方次第では、あなたの老後生活はより豊かでより楽しくなるはずです。

ぜひ、退職金を使う際には自分自身の「老後」について十分に考え、行動するようにしてくださいね。

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