2021年11月10日(2023年01月23日更新) 老後の暮らし
冬の寒さにより免疫力が低下し、体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。
体調不良を起こしてしまうと、日常生活に支障が出てしまい大変です。
そこで今回は、冬の寒さに負けず過ごせるよう、冬に摂りたい栄養素や簡単レシピをご紹介します。
目次
菌やウイルスによって風邪を引きやすい冬の季節ですが、食事を見直すことによって免疫力を高め、風邪を引かない身体を作ることは可能です。
では、食事のどのようなところに気を付ければ良いのでしょうか。 詳しく解説していきます。
風邪の菌やウイルスに勝つためには、食事で栄養をバランス良くしっかり補給することが大切です。
食事の偏りによる栄養バランスの乱れは、身体の免疫力を弱め、風邪を引きやすくしてしまいます。
特に菌やウイルスについて殺菌、抗菌作用のある栄養素を意識して取り入れましょう。
体温が上がることで血液の流れが良くなります。
血流の流れが良くなると、身体に侵入したウイルスや細菌を退治するための白血球の動きが活性化され、免疫力が高まります。
毎日の食事に身体を温める食材やレシピを積極的に取り入れることで、免疫力を高めることが期待できます。
風邪を引きやすい冬場におすすめの食材は以下の3品です。
その食材の特徴や含まれる栄養素、効率の良い摂取の方法について紹介していきます。
玉ねぎ、葉ねぎ、白ねぎなど、ねぎ類に含まれる香り成分アリシンには、血液凝固を防ぎ、血流促進に効果があります。
また、殺菌、抗菌作用があるため、風邪やウイルスなどの感染予防にも効果的です。 ねぎの他にアリシンを含む食材には、にんにく、にら等があります。
アリシンはすり下ろす事で発生し加熱に弱い性質があるため、炒めたり、焼いたりするよりも生で食べる方がより高い栄養素を摂取することができますよ。
生姜に含まれる辛み成分ジンゲロン、ショウガオールは、血管を拡張し、血液を循環させる働きがあるため、身体を温める効果があります。
辛み成分は生姜を乾燥したり加熱した時に作られるため、焼く、炒める、煮る等のレシピを取り入れる方が、効率よく摂取できますよ。
唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、体内に吸収されると血流を促進する作用があるため、他の食材と同様に身体を温める効果があります。
カプサイシンは加熱しても壊れにくいため、焼く、煮る等の調理方法を使っても成分が失われる心配がありません。
また、油や酢に溶けやすい性質があるため、一緒に摂ることのできるレシピをおすすめします。
ここでは、冬の免疫力アップに効果的なおすすめレシピを5つ紹介します。
どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ作ってみてください。
【材料(3~4人分)】
【作り方 】
生野菜サラダは身体を冷やしてしまうため、代わりに温野菜サラダにすると良いでしょう。
玉ねぎに含まれるアリシンは熱に弱いため、生のままスライスにして食べたり、みじん切りにしてドレッシングとしていただくのがおすすめです。
【材料(4人分)】
【作り方】
身体を温める効果のある生姜を使用したレシピです。
ジンゲロン、ショウガオールは加熱した時に作られるため、生姜焼きなどフライパンで加熱するレシピが効率よく栄養素を摂取できます。
【材料(4人分)】
【作り方】
こちらも身体を温める効果のある生姜を使ったレシピです。
温かいスープにすることでさらに身体を温める効果がアップします。 生姜の香りの良い中華風スープで、ほんのりピリ辛のやさしい味わいです。
【材料(4人分)】
【作り方】
身体を温める効果のある唐辛子を使ったレシピです。
唐辛子を輪切りにしている事で、カプサイシンがより油に溶け出ており、身体を温める効果が期待できます。
【材料(4人分)】
【作り方】
世界三大スープのうちの一つであるトムヤムクンは、現地の方から愛されるとても有名なタイ料理であり、唐辛子を使ったピリ辛レシピです。
温かいスープと唐辛子の組み合わせで、より血流が促進し、免疫力アップが期待できるレシピとなっています。
寒い冬にぴったりの免疫力を高めるおすすめレシピを紹介してきましたが、この他にも、お鍋、うどん、スープ、シチューなど、体が温まりそうなあったかレシピはたくさんあります。
また、家族や仲間で集まって楽しく団欒しながら食べることで、ストレス解消にも効果的です。
今年の冬は美味しい物をたくさん食べて体の内側から温まり、菌やウイルスに負けて風邪を引かないよう、免疫力アップを心がけていきましょう。