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生活保護の受給条件は?年金と一緒に受給できるってホント!?

作成日:2021.12.05 更新日:2021.12.05 老後資金の準備

生活保護の受給条件は?年金と一緒に受給できるってホント!?「生活保護を申請したいけれど、年金と一緒に受給することは可能なのだろうか」とお困りではありませんか?

いざ生活保護を申請しようと思っても受給の条件がよくわからなかったり、どうやって申請すればよいのかわからなかったりという方も少なくないかもしれません。

そのような方に向けて、今回は生活保護の条件から受給までをわかりやすく解説します。

生活保護とは?申請条件を解説

ここでは、生活保護についてや、申請条件などについて解説していきます!

生活保護について

生活保護とは、病気や高齢などの理由によって極端に収入が少なくなったり、収入が全くない方のために設けられた国の支援制度です。

日本国憲法第25条によって、日本国民には「健康で文化的な最低限の生活」を営む権利が保障されています。

生活保護は、さまざまな事情で生活に困窮している人が最低限の生活ができるよう、生活保護法に則って国から「生活保護費」が支給される制度であり、日本国民にはこれを利用する権利が与えられています。

生活保護を受給するためには色々な条件があり、また支給される金額についても世帯人数や年齢、住んでいる地域などによって異なります。

生活保護の申請条件

生活保護を受給するためには「今の収入では国の定める最低生活費(詳しくは後述します)に足りない」ことが条件です。

仮に収入が1円でも最低生活費を上回っている場合には、生活保護は支給されません。

なお、ここでの収入とは「個人」ではなく「世帯」のものですので注意が必要です。

また持ち家や自家用車、預貯金などの資産を持っていないことも条件のひとつです。

このような資産を持っている人が生活保護を申請しても「資産を売却して(取り崩して)生活費に充てなさい」と受給を断られます。

また、親族から生活費などの援助が受けられるのであれば、支給対象外です。

この他にも働きたくても働けないなどの条件もあります。

このように生活保護は「あらゆる手段を最大限尽くしても、なお生活が困窮する」という人のために設けられた支援制度なのです。

生活保護の種類

生活保護の種類生活保護は「扶助」と呼ばれ、次の8種類に分けられています。

生活保護は、生活に最低限必要な「生活扶助」と「住宅扶助」が中心となり、必要に応じて「医療扶助」や「介護扶助」などが加算されていく仕組みです。

生活扶助

生活扶助とは、日常生活に必要な費用に対する援助です。

具体的には衣料費や食費、光熱費などが該当します。

年齢や世帯状況(同居人の数、子どもの有無)などによって金額は異なります。

住宅扶助

住宅扶助とは、住むために必要な家賃や土地代、家の補修費などの費用に対する援助です。

住んでいる地域などによって金額は異なります。

教育扶助

生活保護を受給している世帯に義務教育を受ける子どもがいる場合には、教育扶助が加算されます。

教育扶助は教材費のほか、通学のための費用や給食費に充てることができます。

医療扶助

ケガや病気などで病院を利用する際に受給できるのが、医療扶助です。

事前の申請によって「医療券」という形で現物支給されることが多く、診察費や治療費、薬代などが無料になります。

介護扶助

介護サービスが必要な場合は、介護扶助を受給できます。

介護サービスを受けた場合に、本人負担がゼロになります。

出産扶助

子どもを出産する際には出産扶助を受給可能です。

あらかじめ決められた範囲内で実費が支給されます。

生業扶助

生活保護は困窮した世帯を支援する以外に、生活の自立を支援する制度でもあります。

そのため、仕事に役立つスキルを身に付けるために教材を購入したり学校に通ったりするための「生業扶助」というものの支給が認められています。

葬祭扶助

葬祭扶助とは、葬儀を行う際に支給される費用です。

決められた範囲内であれば実費が支給されます。

エアコンの設置費用も支給対象

夏に心配になるのが「熱中症」です。

近年は夏になると各地で猛暑が続き、特に高齢者世帯での熱中症による死亡事故が相次いでいます。

この状況を踏まえ、2018年に「エアコンの設置費用」が生活保護の支給対象として認められることになりました(上限金額あり)。

これまでは生活保護としてエアコンの設置は認められてきませんでしたが、猛暑の中でエアコンの無い環境は「健康で文化的な生活」とは呼べないという、国の判断による変更でした。

生活保護費はいくらもらえるの?その計算方法は?

生活保護では、厚生労働省が定める「最低生活費」から現在の世帯収入を差し引き、最低生活費に足りない金額が支給されます。

「最低生活費ー収入=生活保護費」

(例)最低生活費が14万円で収入が5万円の場合、
差額の9万円が生活保護費として支給される。

もちろん収入が0円であれば、満額の支給ということになります。

最低生活費を計算する上で中心となるのが、先ほど説明した生活保護の種類の中の「生活扶助」と「住宅扶助」です。

生活扶助は食費や衣料費、光熱費などで、これに住んでいる地域ごとに定められた住宅扶助がプラスされます。

例えば埼玉県川口市に一人で住んでいる70歳の方の場合ですと生活扶助が74,220円、住宅扶助が47,700円となり、最低生活費は121,920円となります。

さらに世帯の必要に応じてこれに「医療扶助」や「介護扶助」などが加算される仕組みです。

生活保護申請から受給までの流れ

生活保護申請から受給までの流れ生活保護を受給するには、都道府県や市区町村に設置されている「福祉事務所」に相談の上、審査を受ける必要があります。

審査には長くて2週間程度の期間を要します。

申請を行ったからといってすぐに受給できるわけではありませんので注意が必要です。

審査ではケースワーカーによる家庭訪問や資産状況(預貯金や持ち家、車、生命保険など)の確認、年金や給料などの収入の確認、扶養義務者(親や子ども、兄弟姉妹など)から援助を受けることができないかなど、細かな調査が行われます。

その際に収入や資産などを証明する書類の提出を求められることがあります。

審査終了後、申請が通ると生活保護の支給が開始されますが、支給開始後もケースワーカーが定期的に家庭訪問に訪れたり、収入の状況を報告する必要があったりといった義務が発生するので真摯に対応しなければなりません。

もしもそれらの義務を怠った場合には、生活保護の打ち切りなど厳しい処置が行われる可能性があります。

生活保護と年金のダブル受給は可能!

「年金を貰っていても生活保護を受けられるのか?」という点についてですが、年金を受け取っていても、その金額が厚生労働省の定める「最低生活費」よりも少なければ申請できます。

これは、働いていて給料と年金の両方を貰っている場合でも同じです。

持ち家があるならリバースモーゲージも選択できる!

持ち家があるならリバースモーゲージも選択できる!生活保護を申請する際、持ち家などの資産を持っていると「売却して生活費に充てなさい」と言われて断られるケースがあります。

そこで持ち家を持っている方で生活費に困っている方は、金融機関などが取り扱っている「リバースモーゲージ」を活用するのも選択肢のひとつです。

リバースモーゲージとは、自宅を担保に融資が受けられ、融資を受けた後も自宅に住み続けられる制度を指します。

持ち家の土地や建物などから融資可能枠が設定され、その枠内から定期的に、もしくは一括で融資を受けることができます。

そして借入人が死亡すると担保となっている不動産が売却され、そこから借入金が一括返済される仕組みです。

一般の住宅ローンの場合は毎月の支払は「元金と利息」ですが、リバースモーゲージは「利息のみ」の支払いで済むため、毎月の資金繰りが楽になるというメリットがあります。

一方で借入人が死亡したのちに担保物件の評価額が下がってしまい、売却しても融資した額に足りない場合は、相続人に債務返済の義務が残ってしまう可能性があるなどのデメリットもあります。

しかし「このまま持ち家を残しておいても仕方がない」といった方にとっては、住み慣れた持ち家に住みながら生活費の融資を受けられるというおすすめの選択肢のひとつですので、取扱いの金融機関などに相談してみてはいかがでしょうか。

年金だけでなく生活保護やリバースモーゲージも上手に活用を

老後の生活費として年金はとても助かるものですが、正直それだけでは足りずに生活が困窮してしまうということもあるでしょう。

そんなときは役所で生活保護の相談をしてみるほか、持ち家がある場合にはリバースモーゲージの検討をおすすめします。

リバースモーゲージのメリットや特徴についてはこちらを参考にしてくださいね。

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