トップへ トップへ

リバースモーゲージの
学校

イラスト1 イラスト2

老後の資金計画にリ・バース60は役立つ?長所短所や注目点を解説

作成日:2021.12.31 更新日:2021.12.31 リバースモーゲージの基本

老後の資金計画にリ・バース60は役立つ?長所短所や注目点を解説 老後の資金を準備するには、貯金や年金、就労以外にも選択肢があります。

それが、リ・バース60と呼ばれる、自宅を使った資金調達方法です。

返済が楽で、相続人に借金が残りにくいなどメリットが多いものの、注意点もあるのです。

そこで今回は、「リ・バース60」の仕組みや他のリバースモーゲージとの違い、活用方法などについて詳しく解説します!

リ・バース60とは?その仕組みは?

住宅金融支援機構が手掛けているリ・バース60は、自宅を活用した資金調達方法の一種です。

住宅金融支援機構はローンの融資や災害復興を目的とした独立行政法人ですから、公共機関が提供しているサービスといえるでしょう。

リ・バース60の仕組みはシンプルです。

まず、契約者が自身の不動産を担保に差し入れ、ローンを組みます。

調達した資金には、一定の用途制限はありますが、ある程度は自由に使えます。

ローンなので返済する必要があるものの、契約者の存命中は利息分だけ返せば問題ありません。

元本については契約者が亡くなった際に、担保にしていた家を売却するか、一括返済するか選べます。

存命中に元本を返すために慌てる必要がなく、毎月利息分だけを支払えば良いので、できるだけ負担を小さくしたい方におすすめです。

また、利用できるのは原則、満60歳以上の方に限定されているため、リ・バース60と言う名称になりました。

高齢者はもちろん、ミドル世代もご両親や自身の老後生活を考えるために、チェックしておきたい金融商品です。

リ・バース60と他のリバースモーゲージの違いは?

リ・バース60と他のリバースモーゲージの違いは?自宅を担保に差し出してお金を借り入れ、契約者の死亡時に元本を返済する、高齢者向けの金融商品はリバースモーゲージと呼ばれています。

リ・バース60もリバースモーゲージの一種ですが、独特な一面があるので注意が欠かせません。

この独特な点は、利用を判断する際のキーポイントと言えます。 主な違いは、下記の3つです。

資金の使い道に縛りがある

一般的なリバースモーゲージは、借入金を比較的自由に使えます。

しかし、リ・バース60の場合は資金の使い道が住宅関係に制限されてます。

老後の住まいを用意したり、高齢者向けマンションの購入資金にしたりするのが、基本的な用途といえるでしょう。

年齢の上限がない

リバースモーゲージは、一定年齢を超えると利用できない商品も珍しくありません。

対して、リ・バース60は年齢に上限がないのが特徴です。

相続人に負担をかけない「ノンリコース型」を選択可能

リ・バース60では、他のリバースモーゲージ商品とは異なり、ノンリコース型のローンを選択することが可能です。

リコース型:相続人は残債を負担しなければならない
ノンリコース型:相続人は残債を返済する義務がない

ノンリコース型は金利が高くなる可能性があるものの、原則、相続人に残債務の返済義務が生じません。

つまり、契約者が死亡してローンを清算した後、不足分があっても相続人が払う必要がないのです。

ただし、支払い遅延した場合など、一定の条件下で相続人に負担が生じる可能性がある点には注意しましょう。

リ・バース60のメリット

リ・バース60のメリット注目を集めているリ・バース60には、独特なメリットが幾つもあります。

一般的なリバースモゲージと比較して、大きな武器になる部分ですからチェックが欠かせません。

返済が利息のみで月々の返済負担が少ない

契約者は存命中、毎月の返済は利息だけです。

このため、月々の支払い負担は少なくて済みます。

生きている間に元本を返さないといけないタイプでは、焦りや不安を感じるものでしょう。

しかし、リ・バース60なら存命中の返済は低負担で、死亡後の債務も支払いの目途が立っているため、安心感があります。

ノンリコース商品を選択できる

ローンを組む際、子供や孫などに負担をかけたくないと考える方は多いでしょう。

借金などの債務も相続の対象ですから、通常のローンであれば、子供たちに支払い義務が引き継がれてしまいます。

この点、リ・バース60にはノンリコース商品があるので、相続人が迷惑を被るリスクが低いのはメリットです。

高齢者でも借り入れができる

高齢になるとローンを組むのは難しくなってきます。

収入減や死亡リスクの増加などが不安材料となり、金融機関は消極的になるのです。

これに比べてリ・バース60は、年齢に関しては上限がないのが大きなメリットと言えます。

高齢者を幅広く受け入れるタイプの金融商品ですから、年齢のせいで資金調達が難航している時には役立ってくれるでしょう。

リ・バース60のデメリット

リ・バース60のデメリット良いことづくめの金融商品はありません。

リ・バース60も例外ではなく、注意点が幾つかあります。

メリットや、他の金融商品の特徴と比較して、自身との相性を見極めていきましょう。

元金が減らないため、返済が終わらない

月々返済するのは利息だけですから、元本が減りません。

元本が残ったままなので、存命中はずっと返済を続ける必要があります。

つまり、長生きするほど、支払い総額が増えてしまうわけです。

ただ、リ・バース60は任意で元本を返すこともできるので、自由度は高いと言えます。

金利の変動によって評価額が下がる場合も

金利変動のリスクがある金融商品ですから、利率の変化に応じて、毎月の支払額が上下しかねません。

また、金利変動によって不動産の評価額が下がるリスクにも要注意です。

融資可能金額は、物件の評価額によって計算します。

もし、評価額が下がって担保が不足すると、その分は不利益が生じる恐れがあるのです。

リ・バース60の活用方法

多彩なメリット・デメリットがある他、資金の使い道が住宅関係に限定されているのがリ・バース60の特徴です。

この特徴から、どのような活用方法が考えられるのか、紹介していきます。

自宅のバリアフリー化

老後のために、自宅を大改修する時には大いに役立つでしょう。

全面バリアフリーにしたり、傷んだ箇所を修繕したりと、多彩な用途があるのです。

この方法なら、預貯金を温存したまま大規模なフォームができるので、資金計画に柔軟性が生じます。

夫婦二人に適した家への転居

例えば、夫婦2人での生活にちょうど良い、手ごろな新居の購入資金に充てるのも一手です。

古い家は20年、30年後になると、買い手が見つからないおそれがあります。

そこで、まだ価値がある間に担保として差し入れておくと、相続対策にも繋がるのです。

処分に困る古い家は借金返済にあてて、不動産価値が高い新居の方を子供たちに引き継がせるような使い方も考えられます。

なお、高齢者向けマンションを買うのも悪くありません。

住宅ローンを整理する

まだ住宅ローンが残っている時は、リ・バース60で借り換えを行うことで、場合によっては毎月の支払額を圧縮することが可能です。

利息を考えると難がありますが、元本の返済が不要になるため、状況次第では満足できる結果になるでしょう。

リ・バース60の取扱金融機関は?

提供しているのは住宅金融支援機構ですが、リ・バース60の契約や相談は、取扱金融機関に対して行います。

具体的な取扱金融機関は、銀行や信用金庫、住宅ローン会社が一般的です。

他に、クレジットカードの会社が取り扱っているケースもあります。

大手はもちろん、地方銀行も利用できるので、好ましいものを選びましょう。

毎月の出費をできるだけ抑えたい!という方には「ゆとりの約束」がおすすめ!

毎月の出費をできるだけ抑えたい!という方には「ゆとりの約束」がおすすめ!毎月の支払額を更に抑えたい時には、「ゆとりの約束」がおすすめです。

リ・バース60と比較しても更に低負担で、資金活用の幅も広いなど、メリットが多数あります。

条件を満たせば、かなり魅力的な資金調達方法ですからチェックが欠かせません。

毎月の支払いが0!

元本に加えて利息の支払いも不要なのが、ゆとりの約束の大きな特徴です。 相続の際に元本と利息を清算しますので、生前の資金繰りに関する悩みは少なくなるでしょう。

家族に迷惑をかけることがない

ゆとりの約束はリ・バース60と同じく「ノンリコース型」です。 ローンを返しきれなくても原則、相続人に責任が生じません。

一般的なリバースモーゲージでノンリコース型を用意しているケースはとても少なく、希少です。

このため、相続リスクを回避したい方は、要チェックです。

年収の制限がない

収入に関して制限がないので、幅広い方が利用を検討できます。

現在、収入が年金だけでも大丈夫です。

資金の使い道に縛りがない!

リ・バース60は住まい関係に用途が限られていましたが、ゆとりの約束は違います。

資金の使い道は自由なので、より柔軟に計画を立てられるのが大きな特長です。

まとめ

まとめリバースモーゲージの一種として話題のリ・バース60は、住まい関係の資金調達方法として魅力が大きいです。

しかし、注意点もあるの、他の方法と比較して、資金計画を考えていきましょう。

比較の対象としては、毎月の返済が0で、資金の用途も無制限なゆとりの約束は見逃せません。

いずれも相続人に迷惑がかかりにくいノンリコース型で、リバースモーゲージとしては珍しいタイプなので、じっくりと見比べていきましょう。

関連記事