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リバースモーゲージは生活保護としても使える?国が運営する制度について解説!

2022年02月21日(2023年01月24日更新) リバースモーゲージの基本

リバースモーゲージを生活保護としても使える?国が運営する制度について解説!「リバースモーゲージ」という制度をどこかで耳にする機会があると思います。

しかしながら、その実態を把握している人はまだまだ少数です。

今回は第二の生活保護とも言われている国が運営するリバースモーゲージを中心に解説します。

リバースモーゲージとは?生活保護としても利用できる?

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして金融機関から資金を借りる住宅ローンです。

通常のローンなどは一括で借りて適宜返済を行いますが、リバースモーゲージはその逆で、各年に融資を受けて契約人の死後に自宅を売却して一括返済をします。

自宅に住み続けながら融資が受けられるほか、持ち家の相続対策にも役立つことから、最近注目を集めている金融商品となります。

そんなリバースモーゲージには、大きく分けて3つの類型が存在し、それぞれ特徴が違います。

  • 金融機関が提供するもの
  • 住宅金融支援機構が提供するもの(リ・バース60)
  • 国が運営するもの

以下一つずつ特徴など解説していきます!

金融機関が提供するリバースモーゲージ

金融機関が提供するリバースモーゲージは、自宅を担保にして資金を融資してもらう制度です。

自宅を売却せず、住み続けながら融資を受けて資産運用できるのが特徴です。

概ね55歳以上を対象にしています。 融資方法は金融機関によってバリエーションがあり、年金の様に各月に受け取る形式や一括形式、必要になったら随時受け取る形式などがあります。

返済方法は契約者の死亡時に一括返済するか、適宜返済するかを選択できます。

リ・バース60

リ・バース60とは、住宅金融支援機構が提供する住宅ローンの一種です。

満60歳以上を対象にしており、住宅ローンを借りるのが難しい年齢でも融資を受けられます。

通常の住宅ローンと異なる点は毎月の返済が利息のみで、元金の返済は債務者の死亡時に担保不動産の売却か現金一括返済かを選択します。

また、相続人に債務を継承しない「ノンリコース型」があるのも特徴です。

注意する点として、融資された資金使途はリフォーム資金や住宅ローンの借り換え、新居への住み替え資金などに限定されています。

国が運営するリバースモーゲージ

国が運営するリバースモーゲージも、各金融機関が扱うものと同様に、自宅を担保にして資金を融資してもらう制度です。

ただし金融機関のものが老後の資産運用向けのシステムに対して、国が運営するものは生活保護の役割を担っています。

したがって、金融機関のような厳格な審査はないものの、制度を利用するには一定の条件が付与されています。

生活保護として使える、国が運営するリバースモーゲージとは?

生活保護として使える、国が運営するリバースモーゲージとは?国が運営するリバースモーゲージには、以下の2つがあります。

  • 不動産担保型生活資金
  • 要保護世帯向け不動産担保型生活資金

両者は共に不動産を担保にして資金を得ることは共通していますが、申込み条件が異なります。

それぞれについて説明します。

不動産担保型生活資金

不動産担保型生活資金は、65歳以上の低所得者(住民税が非課税程度)が対象です。

対象不動産は担保権が設定されていない居住用の土地、貸付限度額は居住用不動産のうち土地の評価額の7割です。

貸付月額は月30万円以下までとされ、3ヶ月に一度送金されます。

申し込みには推定相続人全員の同意が必要となり、その内の1名が連帯保証人となります。

貸付利率は年3%か毎年4月1日時点での長期プライムレートのいずれか低い方、返済方法は申込者の死亡時から3ヶ月までの間に元金と利息の一括払いです。

要保護世帯向け不動産担保型生活資金

要保護世帯向け不動産担保型生活資金は、福祉事務所などの実施機関が生活保護を受けなければならない世帯だと認定した65歳以上が対象です。

対象不動産は担保権が設定されていない居住用不動産、貸付限度額は居住用不動産の評価額の7割(マンションは5割)です。

貸付月額は、福祉事務所が事情を勘案して生活に必要とされる額を定め、1ヶ月に一度送金されます。

保証人は必要ありません。

貸付利率は年3%か毎年4月1日時点での長期プライムレートのいずれか低い方、返済方法は申込者の死亡時から3ヶ月までの間に元金と利息の一括払いです。

国が運営するリバースモーゲージの利用条件は?

国が運営するリバースモーゲージの利用条件は?国が運営するリバースモーゲージには利用条件が定められています。

ただし自治体によって条件が異なる場合があるので、申し込む場合には住んでいる地域の役所に必ず利用条件を問い合わせて下さい。

現在生活保護を受けていないこと

不動産担保型生活資金は、生活保護を受けていない人が対象です。

要保護世帯向け不動産担保型生活資金では、生活保護に先立ってこの制度を利用することとなります。

貸付限度額まで貸付金を利用しても生活保護の要件を満たす場合、生活保護が受けられます。

65歳以上であること

世帯主だけでなく、世帯員全員が原則65歳以上であることが条件です。

一戸建てであること

不動産担保型生活資金の場合は、一戸建てが条件です。

要保護世帯向け不動産担保型生活資金の場合マンションでも利用できますが、貸付限度額が評価額の5割と制限されます。

家に一定以上の資産価値があること

不動産担保型生活資金で概ね1,500万円以上(必要と認められれば1,000万円以上)、要保護世帯向け不動産担保型生活資金で概ね500万円以上の資産価値が必要です。

子どもが同居していないこと

申込者の他に、配偶者と親の同居が認められていますが、子どもとの同居は認められていません。

各金融機関のリバースモーゲージはどのような人に向いてる?

各金融機関のリバースモーゲージはどのような人に向いてる?国が運営するリバースモーゲージの利用条件を満たさない人でも、審査が通れば各金融機関のリバースモーゲージを利用できます。

国が提供するものと同様、年金のように生活安定のために利用するのもいいでしょう。

しかしながら、リバースモーゲージにはまだまだ可能性が秘められています。

ここでは金融機関のリバースモーゲージの様々な活用方法を紹介します。

持ち家を上手に活用して資産運用したい人

株や投資信託などで資産運用するにはまず多額の現金が必要です。

ですが、居住用不動産を所持しているが手元に現金がないことは多々あります。

通常ならば資産運用を諦めなければならないでしょう。 しかしながら、リバースモーゲージを利用すれば不動産を素早く現金化し、資産運用を始めることが可能です。

金融機関の中にはリバースモーゲージでも、一括で現金を受け取れるプランを用意しているところがあります。

そのプランを利用して、資産拡大に挑戦してみましょう。

相続対策をしたい人

リバースモーゲージは相続対策として用いることも可能です。

リバースモーゲージを利用して住宅を現金化することで遺産分割を簡潔に、そして公平に行うことができます。

あるいは、現金を生前贈与して節税することも可能です。

住宅を売却して現金化することと比較して、面倒な手続きもいらず、住宅に住み続けながら分配できるのでおすすめです。

住宅ローンの残債がある人

当てにしていた退職金が想像よりも低かったり、何らかのアクシデントで支出が増えたことにより、住宅ローンの返済計画が立ち行かなくなることがあります。

住宅ローンが返済できないと、当然自宅は手放さなければなりません。

そうした場合に、リバースモーゲージを利用して融資を受け、住宅ローンの残債を払うことを推奨します。

リバースモーゲージの契約中は元金・利息を返済しなくてもいいため、お金の心配をせず最後まで愛着ある自宅に住み続けられます。

まとめ

まとめ以上のように国が運営するリバースモーゲージを中心に解説しました。

説明したように、国のリバースモーゲージは生活支援を目的としています。

居住用不動産を所持しながら生活が苦しい場合や、生活保護を検討している場合には利用を強く推奨します。

各自治体には窓口があるので、まずは相談してみましょう。

また各金融機関のリバースモーゲージには様々な利用方法があります。

上手に活用して老後の暮らしをより快適なものにしてみましょう。

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