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シニアカーのメリットは?老後の安心につながるシニアカーの基礎知識を解説!

2022年11月16日(2023年01月25日更新) 老後の暮らし

シニアカーのメリットは?老後の安心につながるシニアカーの基礎知識を解説!年齢を重ねると、足腰が弱くなるなど健康上の理由から、外出が思うようにできなくなる場合があります。

それを解決する手段として、シニアカーが注目されています。

こちらでは、シニアカーについて知っておきたいことをまとめてご紹介します。

シニアカーとは?

シニアカーとは?シニアカーは、道路交通法では「原動機を用いる身体障害者用の車いす」と定義されます。

別名「電動カート」「自操用ハンドル型車いす」と呼ばれ、スクーターのような見た目ながら、車いす扱いとされるため、歩道を走行することが可能です。

近年は、高齢者や体の不自由な方の外出をサポートする乗り物として、広く認知されるようになっています。

シニアカーの年齢別利用割合は?

内閣府で出している「高齢社会白書」の令和元年版では、「高齢者の住宅と生活環境」に関して調査しており、「外出と自動車の運転に関する状況」の項目で、年齢別の外出手段についての調査結果を公表しています。

残念ながら、シニアカーに限った数字は出ていませんが、「車いす」の項目から、シニアカーの普及状況を推測できます。

車いすの使用は、60代では15パーセント弱にとどまったものの、70代前半では18.6パーセント、70代後半では19.8パーセントと徐々に増えており、80代以上では36.1パーセントに急増しています。

すべての車いすがシニアカーに該当するわけではないものの、年齢を経るごとにシニアカーの使用が広がっていると考えることができます。

免許は必要?どこを走る?

シニアカーの運転に免許は不要です。

それに伴い、シニアカーの登録制度はなく、ナンバープレートの発行もされませんし、車検制度も設けられていません。

シニアカーは、道路交通法では「歩行者」として扱われるため、原則として歩道を通行できます。

歩道がない道路では、歩行者同様、道路の右側を走行します。

近年ではシニアカーの規制が緩和され、公道以外のいろいろな場所で走行が可能になっています。

例えば、公用・商用の施設や鉄道などです。

ただし、施設や時期などによって、乗り入れが制限されるケースも考えられるため、あらかじめ関係機関に確認しておくとよいでしょう。

シニアカーが歩行者扱いされるといっても、運転者としての義務は発生します。

運転しながらの携帯電話の使用や飲酒などは避ける必要があります。

車検制度は設けられていませんが、安全かつ快適に走行できるよう、日常点検や定期点検を行うのがおすすめです。

最高速度は?

シニアカーの最高速度は、時速6キロメートルまでと定められています。

時速6キロメートルというと、歩くスピードとしては速い方になるので、他の歩行者に配慮した走行が必要になることは言うまでもありません。

シニアカーは介護保険が適用される?その条件は?

シニアカーは、基本的に要介護2以上と認定されると、レンタルして使用できます。

また、主治医、福祉用具専門相談員やケアマネージャーが必要と判断し、保険者である市区町村もその必要を認めれば、例外給付という形で申請が可能になります。

こちらでは、介護保険適用時のシニアカーレンタルの流れや、費用を見ていきましょう。

介護保険適用時のシニアカーレンタルの流れ

要介護認定の申請をしていない方の場合は、まず、住んでいる市区町村の介護保険担当窓口で要介護認定の申請をします。

窓口のほかに、ケアマネージャーや地域包括支援センターなどに相談することもできます。

そして、要介護・要支援などの条件を満たしている方自身が医師を受診し、意見書を作成してもらいます。

その後、自治体の担当者かケアマネージャーなどの訪問調査員が来て、体の状態をチェックし、介護認定を出すかどうか判断します。

なお、認定の判断は1か月程度かかります。

認定されると、ケアマネージャーがケアプランを作成し、その後はシニアカー利用希望者と福祉用具貸与事業者で契約を交わし、レンタルが開始されます。

定期点検などのアフターケアは、福祉用具専門相談員が担います。

一般にシニアカーをレンタルする際の費用は?

介護保険制度を使わずにシニアカーをレンタルする場合の月額費用は、2万円から2万5千円程度とされます。

シニアカーを購入する場合は、新品で最低でも16万円程度しますし、高額なものは40万円近くするものもあります。

そう考えると、レンタルは費用負担を均等化できますし、介護保険を活用すると、月額費用の1割から3割に抑えてレンタル可能になる利点があります。

シニアカーのメリットは?

シニアカーのメリットは?シニアカーは、使用する方に加え、介護する側にとっても多くのメリットがあります。

扱いが簡便で、自由に外出できるようになる

シニアカーは、運転免許が不要で、操作もレバーを動かすだけの簡単な作りになっています。

手動の車いすなどと違い、手でタイヤをこぐ必要はないので、腕や手の筋肉が衰えた方でも扱いやすいのが利点です。

購入またはレンタルを開始する時点で操作説明を受ければ、すぐに走行できるメリットがあります。

シニアカーの最大の魅力は、自分の好きなところに自由に移動できることでしょう。

足腰が弱ったり、運転免許を返納するなどして、誰かにお願いしないと外出が思うようにできないのはストレスになります。

その点が解消されるのが、シニアカーの醍醐味といえます。

シニアカーは、最大10度の傾きの坂にも対応していますし、7センチ程度の段差や溝幅が10センチまでの場所も走行可能なので、行動範囲は広がるはずです。

介護する側の負担軽減につながる

介護を必要とする方がシニアカーを自由に操れるようになると、介護する側の肉体的・精神的負担も減ります。

被介護者の外出をサポートする場合、転ばないように支えになる、車いすを押す等、多方面で配慮が必要になります。

外出から帰ってくると、体力的にも気持ちの面でも疲れ果ててしまう介護者も多いものです。

被介護者がシニアカーの運転をマスターできれば、それらの負担がなくなるメリットがありますし、外出をサポートする時間をほかのことに費やせるのも利点です。

家計や地球への負担が少ない乗り物

シニアカーは、介護保険適用を受ければ格安で使用できます。

購入する場合も非課税扱いとなり、中古車を安く買うことも可能です。

シニアカーは電動で動くので、ガソリンなどの燃料がいらず、地球環境にも優しい乗り物といえます。

シニアカーを利用する際の注意点

シニアカーを利用する際の注意点メリットが多いシニアカーですが、利用の際に注意すべき点もあります。

車体重量を考えた走行を心がける

シニアカー自体の重量は、バッテリーを含めて80キログラムから100キログラム程度とされます。

原付のスクーターよりも重量があり、一人で支えられる重さではありません。

その点を意識した走行が必要になるということです。 特に危険が伴うのは、坂道や左右に傾斜している道路、踏切です。

ある程度の速度が出ている状態で、それぞれのタイヤの高さがバラバラになる場所だと、車体が不安定になり、転倒につながります。

また、踏切は凸凹が多く、タイヤが溝にはまって走行不能になることがあります。

踏切内で身動きが取れなくなったシニアカーが電車に接触する事故も増加しているので、遠回りであっても踏切を避けるなど、安全なルート設定もポイントになります。

安全運転に努める

シニアカーは手軽な乗り物ですが、周囲を見渡し、安全に配慮した走行が必要です。

他の人を巻き込んだ事故の場合は、車・シニアカーを問わず、それなりの賠償が求められます。

運転に自信がなくなって免許を返納しても、シニアカーで事故を起こしてしまったら、元も子もありません。

前述のとおり、シニアカーの重量は100キログラムほどあるので、低速であっても周りの歩行者にぶつかったら、けがを負わせてしまいます。

「自分は高齢者だから」「介護認定を受けているから」という甘えは持たず、自由には責任が伴うことを意識した走行が重要です。

なお、安全運転に役立つ情報は、シニアカーのメーカー各社から出されているので、定期的にチェックするとよいでしょう。

さらに、シニアカー向けの任意保険も出されているので、加入を検討できるかもしれません。

まとめ

まとめシニアカーは、移動が便利になるうえに家族の負担軽減にもつながることから、注目されています。

しかし、都心部や坂の多い場所ではまだまだ運転するのが厳しい部分もあるため、自分が今住んでいる地域で走行可能か、事前に確認する必要があるでしょう。

レンタル費用も比較的安いため、免許返納を考えている場合には、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

 

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